ホークスの選手もお気に入り!糸島食材を使った和食処。

銀の里 オーナー 岡部 銀治さん

 

花嫁募集中の若きオーナー板前の店

 

みなさんは「味いちもんめ」(絵/倉田よしみ・原案/あべ善太・シナリオ/福田幸江)という漫画をご存知でしょうか?主人公の伊橋悟が板前の世界で料理の腕を磨き成長していく姿が描かれた人気漫画で、SMAPの中居正広さんが主役を演じドラマ化されたこともあり話題を呼びました。

一般的に板場の役目は上から、花板(はないた/板場の責任者)・立板(たていた/魚をさばき、刺身を引くのが主な仕事)・煮方(にかた/煮物担当)・脇鍋(わきなべ/煮方になるため修行中の人)・向板(むこういた/立板の補佐役)・脇板(わきいた/向板になるため修行中の人)・焼方(やきかた/魚を焼いたりするのが仕事)・油場(あぶらば/天ぷらを揚げるのが主な仕事)・八寸場(はっすんば/盛付担当)・追い回し(おいまわし/雑用係)となっており、厳しい板前の世界で花板を目指して昇進していくには並大抵ではない根気と努力が必要です。

糸島市加布里にある銀の里のオーナー岡部銀治さんもまさにそんな厳しい業界で10年にわたる修行を積んできました。小学生の頃から家族の夕食をつくることもあったという岡部さんは、勉強がきらい(笑)だったこともあって中学を卒業とともに滋賀県の料亭旅館に修行にでます。そこでみっちりと5年間料理の基礎を勉強した後、静岡の料亭、更にホテルへと職場を移しキャリアを積みます。ホテルは会員制のゴルフ場を併設する静岡一の規模で、配属されたのは和食ステーキ部門でした。一日の労働時間は15時間以上、月の休みは1日~2日、おまけに上下関係も厳しく、怒鳴りつけられたり、鉄拳も容赦なく飛んでくる最も厳しい職場だったそうです。

1年後には新たにステーキハウスを新規オープンするというホテルの常連客からスカウトを受け志賀県に戻ります。ここでは店長としてすべてをまかされ、料理のみならず従業員教育や原価・人件費などの管理、お客様と対面でステーキを焼くサービスだったため接客サービスまでをこなしました。

『この時の経験が大きな自信になり、独立して銀の里を開業するきっかになりました。自分でお店をやるなら自然に囲まれた糸島でやりたいと決心してUターンしてきました』と岡部さん。

先日岡部さんの料理をご馳走になりましたが、実に丁寧に作られていて、きちんとした修行をしていないと作れないだろうなと、素人の私でもわかる気持ちの伝わってくるものでした。ソフトバンクの選手が唐津でキャンプを行った際には、選手からの指名で約1ヶ月間にわたりお昼の食事を担当。以来、時々ご来店いただく常連さんなのだそうです。

『すべて手作りで既成品は使わない。糸島の食材を使ったリーズナブルな食事をご提供し、小さくても地域のみなさんに愛されるお店でありたいです』と豊富を語ってくださいました。

料理の腕前とは裏腹に、どこか可愛らしさすら感じさせる岡部オーナー(27歳)は現在花嫁さんを募集中!。趣味は料理・釣り・ゴルフ・競馬です。『花嫁さんはともかく、みなさんよかったらFacebookで友達になりましょう』とのことでした。(笑)


福岡県糸島市加布里76-6

TEL092-321-2287

営業時間11:30~14:30・17:30~23:00

火曜日定休

P有り

 

★いとしまにあ読者限定

里コース(全8品+ワンドリンク)2,980円

サラダ、造里、茶碗蒸し、焼物、炊合せ、揚物、ご飯物、アイスクリーム

※要予約の2名様から

 

ランチ(11:30~14:30)

週替わりランチ880円

幕の内弁当(限定10食)880円

お昼の彩りコース(全7品)2,000円

 

夜メニュー

コース料理の他、単品メニューも多数ご用意しています。