お二人の想いが重なって具現化する『北崎野菜』

 

半島北端から『北崎野菜』の発信に着手。

 

IPI糸島半島案内所 柏木 泉さん

糸島半島北崎地区農家 高橋 弘毅さん

 

33種の菜っ葉&ハーブが揃っています。

 

糸島の野菜といえば、JA伊都菜彩に代表される販売所によって多くの方に新鮮でおいしい野菜として浸透しています。しかし、糸島野菜の定義を半島野菜という視点から見るならば、半島の北端の海沿いで潮風にあたりながら育つ北崎地区の農作物こそ、これぞ「糸島野菜」なのではないか。またそのような輝いた産物を抱える北崎地区を、より力強い地域にしたいと立ち上がったのが、同地区で建築設計を営む柏木さん。「町を一層強くするには、世に求められているもの、もしくはそれ以上に感動させる物の生産が必要。」との考え方から相談した相手が、北崎地区でぶどう農家を営む高橋さん。「葉野菜は虫がつきやすく手がかかるので農薬を一切使わずに育てることを嫌いがちなのですが、柏木さんと話しているうちに『菜っ葉狩り』というとても珍しい文化をやってみようということになったんですよ。」高橋さんのメインの農作物はぶどうなので、それ以外の手が空いた時期ならと栽培を引き受けたそうです。高橋さんが『現代農業の自然農法』と呼ぶ農法は、簡単に説明すると収穫部を刈ることで自然に根が枯れて有機物の補給になるという考え方。それに加え、色々な種類の葉野菜やハーブを混在させるコンパニオンプランツという手法は虫を寄せにくく、また虫がいても野菜の邪魔をしないバランスのとれた畑になります。だから『菜っ葉狩り』という行為は、お客さんにとっても農薬を使わずに育った色々な種類の葉野菜を自らの手で刈れ、畑にとっても根を残したままの方が土が熟成するというメリットが生まれるのです。「この地域は適度な海風と日当たりに恵まれているのですが、炭を入れた土壌改良と海草や緑肥を用い、植物が育ちやすい畑に30年前から取り組んでいるので、植物本来の味が引き出せるんですよ。」と高橋さんは言う。続いて柏木さんは「福岡市と糸島市の行政境界に縛られない事を、もっと民間の手でやることに意義があるし、まずはこの地区の潜在能力を引き出して、半島へ遊びに来てくださる方々へ、よりキラキラした産物や文化を提供したいです」。

 その発信地となる拠点を自宅前の長年使用されていないガソリンスタンド跡地を利用して『IPI 糸島半島案内所』を開設した。そこでは水汲み場では珍しい非加熱で飲用可能な良質な湧水の汲み場も設置され、店内で半島旬料理や喫茶も楽しめる。糸島半島へ出向かれる際は『菜っ葉狩り』を楽しんだ後に、旬料理を食べ、水を汲み、海岸線をドライブされてみてはどうでしょうか。

 

IPI糸島半島案内所

福岡市西区宮浦2129ー21

連絡先:090-2857-1908

定休日:不定

 

高橋農園・ぶどう園

福岡市西区小田432-1

連絡先:092-809-2930

 

 

 

 

 

 

 

 

IPI糸島半島案内所の所内

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