初心者でも、お一人で気軽にできるボルダロング。

FUKUOKA　WESTSIDE　MYWAY

福岡西エリア初！室内クライミング施設。

今年の３月１日にオープンした「FUKUOKA WESTSIDE CLIMBING　MYWAY」が、ジワジワとファンを拡大していると聞いて様子を見に出かけてきました。MY WAY は福岡西エリアでは初となる室内クライミング施設です。岩の変わりに、色のついたホールドと呼ばれる突起物が埋め込まれた人工壁を登る光景を、みなさんも一度は目にしたことがあるのではないでしょうか。ボルダリングはロープなどの道具は使わず、クライミングシューズとチョークと呼ばれる滑り止めの粉を使って体ひとつで登るシンプルなスポーツ。始めたいと思ったらすぐに始められ、パートナーを必要としないため一人でもできるのが魅力で、有り難いことにあまりお金もかかりません！その手軽さから体力づくりや健康のため、さらに趣味として幅広い年代の方々に人気を呼んでいます。

また、かなりの筋力が必要なイメージがありますが、バランスや足の運び方で楽に登ることもでき、男性よりも女性の方が上達が早い傾向があるとか。さらに「登る手順や体の使い方を頭で考えて登るので、パズルを解くようなゲーム性も楽しめるんですよ」と、代表の山下佐知子さん。取材当日は、初めてだという女性のお客様や、顔見知り同士で気軽に挨拶をかわすお客様、お弁当を提げてやってくる常連さんまでいて、和やかで活気あふれるコミュニケーションの場にもなっていました。「僕にとってボルダリングは人生そのもの。飯食う、風呂入る、登る（笑）という毎日を送っています。ボルダリングの楽しさを一人でも多くの方に知っていただきたいと思っています」と語るスタッフの山下和彦さんはまるで少年のようで、そこまで言える山下さんが羨ましくなるほどでした。実はボルダリングにもワールドカップがあって、いつかこのジムからワールドカップ選手を出したいともおしゃっていました。

運動不足の体に鞭打って私も少しだけ体験させていただきましたが、目標に届いた時の達成感、登っているときのスリルは、子供の頃に経験した木登りを思い出しました。

まるで少女のようなお母さん、編姫さんに注目。

編姫　Fimikoさん

いま大人気の、おしゃれで品質の良いオリジナル編物。

シュシュ、ヘアバンド、ヘアゴムなどと言うと、どうしても安っぽくチープなイメージがありますが、そのイメージを大きく覆すおしゃれで品質の良い作品で注目を集めているのがオリジナル編物作家の編姫Fumiko さん。作品のほぼすべてがオリジナルの１点物で、きめ細かい網目のしっかりした縫製と、お花・リボン・ハートなどをモチーフにしたかわいらしいデザインが特徴で、光る個性とセンスの良さを感じます。糸島では今年４月にハンドメイド作家約８０人が集まり、雑貨や洋服、小物などを販売する糸島ハンドメイドカーニバルが開催されました。その時に出店した知り合いのブースに作品を置かせてもらったところ好評で、娘さんやお友達の「本格的に売ったらいいやん。Fumi ちゃんの作品なら絶対売れるって！」という声に後押しされて、５月から小金丸の香の宮さんで販売を始めたばかりです。　一方編物のキャリアは長く、小学生時代に仲の良かった友達と、片方ずつ編んだ手袋を担任の先生にプレゼントして喜ばれたのが、編物にのめり込むきっかけになりました。ちょうど身近に編物上手な知り合いもいてメキメキと上達。中学生の時には１週間でセーターが編めるまでの腕前になっていたそうです。「毎年年末には家族全員のマフラーを編んでいます。友達から頼まれることもたびたび。みんなとても喜んでくれるのでヤミツキになりました。それに、こんな風に編んだらこんな感じになるんだって、作るたびに新しい学びがあるのもすごく楽しいです」　幼い頃から買ってきた洋服にリボンをつけたり、何でも自分流にアレンジ。アクセサリーはパーツにばらして、自分の気に入るように作り変えているとか。「洋服でも何でもそうですけど、誰でも買い物してる時に、ここがこういう風になっていたらいいのにな。だったら買うのになって感じることってあると思うんです。自分のほしいものを作る。それが私の作品作りのベースになっています」　いとしまにあ１月号でご紹介した、香の宮の阪井麻紀さんが代表を務める糸島しましまプロジェクトでは、糸島のもったいない野菜を東日本大震災の被災地に送る活動をしています。編姫さんは、しましまプロジェクトを通じてシュシュやヘアゴムなどを現地に送りました。「被災地の女の子たちが喜んでくれたって聞いています。ちょっとした小物でも、私の作品で気持ちを明るくしてくれたらいいなと思っています。何より作品を送ることで、忘れてないよ！ってメッセージを伝えたい。私は私にできるボランティア活動を今後も続けて行きたいと思っています」　編姫さんの作品が買えるのは今のところ小金丸の香の宮と九大学研都市のカフェゆうきの木だけ。香の宮では時々店番していることもあるそうです。まるで少女のようなお母さん（笑）？とてもかわいらしい編姫さんにお会いしたい方は香の宮を訪ねてみてください。編姫さんみたいな方が増えれば、きっと世の中明るくなるだろうな！と感じる楽しい取材になりました。